25歳、初めての文楽体験!

文化

初めての文楽体験 – ワンコインで圧倒される舞台

皆さんこんにちは。takenokoです。

先日、友人に勧められて「ワンコイン文楽」に行ってきました。

ワンコイン文楽ってなんぞや?というと、その名の通り、

関西在住の35歳以下の人には500円で文楽を観せてあげるよ、という素晴らしい企画です。

恥ずかしながら25年間文楽については何一つ知らずに生きてきた私ですが、「500円なら試しに行ってみてもいいかな」と、軽い気持ちで足を運んでみました。

いざ、文楽の世界へ

開演の1時間前に裏口に集合し、文楽についてのレクチャーを受けます。

太夫の方が講師でした。

少し文楽について詳しくなったところで、いよいよ文楽鑑賞。今回私が観たのは、新春文楽公演の「仮名手本忠臣蔵」第八段と第九段でした。

なんと一等席のチケットを渡され、流石におったまげました。(購入したら6000円だよ…。)

せっかくなので片耳で聴くオーディオガイドも試してみることに。

これは、なんと舞台鑑賞中にリアルタイムで物語の説明を入れてくれる優れもの。

正直、音質が少しガサガサしていて、静かな舞台に集中するにはちょっと邪魔だなぁと感じる部分はありましたが、話の流れや細かい背景を知るのには役立ちました。

しかし、そんなオーディオガイドのことなど忘れるほど、舞台そのものが圧倒的だったのです。

人形が生きている——圧巻の演技

文楽の人形は、人が操っているはずなのに、まるで生きているかのよう。細かい動作や表情の変化が見事で、目の前の人形たちに魂が宿っているかのようでした。操っている芸者さん達も美しかった…。

そして、語りを担当する太夫の力強い声。語りだけでこれほどまでに物語を表現できるのかと驚きました。声量、感情の込め方、声色を使い分ける演技力……。どれをとっても本当に圧倒的でした。

どれほどの修行を積めば、あんなにも心を動かす語りができるのだろうか。そう思わずにはいられないほどの感動でした。

三味線の生演奏が響く

さらに、生の三味線演奏も素晴らしかった。もともと音楽が好きな私としては、三味線の演奏を間近で見て聴くことができるだけでも至福の時間でした。

時には太夫の語りに寄り添い、時には臨場感を掻き立てる主役となり、

舞台をギュッと濃く引き締める大切な役割を担っていました。

中でも、圧倒的に上手いと感じた年配の方がお一人おられ、私は知らず知らずのうちにずっとその方の動作を追いかけていました。演奏は勿論ですが、身に纏う気配というか、空気感がずば抜けてかっこよかった。

あとで調べてみると、その方は人間国宝だったそうです。納得。

500円が申し訳なくなるクオリティ

正直何も知らず、全く期待せずに訪れた文楽でしたが、そのクオリティの高さに完全に魅了されました。人形の動き、太夫の語り、三味線の演奏——どれをとっても一流。

間違いなく、ここ数年で観た舞台の中で一番良い体験でした。

この舞台を500円で観てしまったことに、もはや申し訳なさすら感じるほど。

全てが人の手で作り上げられているとは信じられないような、圧倒的な舞台でした。

今回は完全に500円に惹かれて参加した私でしたが、たぶん、いや絶対に、近いうちに自分でチケットを買って観にくると思います。必ず来ます。

6000円を払う価値はある、と、私は感じました。

「なぜこんなにも破格の値段で?」と思っていましたが、ワンコイン文楽をきっかけとして、私のような若い世代の人が文楽を知って、また観に来てくれたり、誰かにオススメしたり、文楽や日本芸能の世界がどんどん盛り上がっていけばいいな、と思います。

文楽以外の古典芸能も観てみたい。素晴らしい機会を用意してくれた文楽関係者の方々、そしてオススメしてくれた友達に心から感謝です。

もし、文楽を観たことがない人がいたら、ぜひ一度体験してみてほしい。

本当に素晴らしいものに出会えた、そんな初めての文楽体験でした。

今日のひとこと

物販に売っていた文楽せんべい、美味しいのかな…気になる…(゜゜)

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